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4Kノンリニア編集機のComstation X

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動画編集における高速SSD NVMeの必要性

2016.11.16更新

     nvmessd

 

最近の動画の高画質化に比例してデータの大容量化を編集用PCでどのように処理するかが問題になってきております。一般的にPCの高速化ですとCPUやメモリ容量に目が行きがちですがここ数年に導入したPCでメモリが16GB以下でなければCPU変更、メモリ増設よHDDやSSD等のストレージ関係を見直した方が高速化を体感しやすい傾向にあります。

従来のフルHD/30Pのデータ量に対して4K/60Pですと単純計算8倍のデータ量となります。もちろん、一般的な4K/XAVC動画を1本だけ再生する分には従来製品でも再生することに支障はございません。(PC自体が4K再生に対応する必要はございます。)しかしながらことDPXやRAWの再生、XAVCでもネイティブ編集においては同時ストリーミングの本数次第でHDDや従来のSSDではデータ転送速度がボトルネックとなりえる状況になりつつあります。
また、ここのところ導入が増えている10Gbpsのネットワークに折角接続されてるのにPC側のストレージが6Gbpsの従来のSSDやより低速なHDDしか接続されてないと10Gbpsの性能を発揮できませんし、殆どの方がこのことに留意せず導入されているのが現状です。

そこで4K等の高画質向け動画編集用PCや10GbpsネットワークではNVMeと言われる従来より高速にデータを読み書きできるSSDの必要性が高まってきております。

しかしながら最近SSDでNVMe,AHCI,SATA接続,PCI-e接続,M.2接続等,一般の方ではなかなかわかり難い表記の物が多数出ております。
これを一つ一つ説明させて頂くと非常にややこしいことになりますし、不慣れな方は理解できないことになってしまいますが、今回は出来る限り簡単に説明させて頂きます。

現在のSSDは大きく分けて一般的な2.5“デバイスがつながれるSATA接続、NVMeと言われるPCI-e接続、そしてM.2接続に大きく分類されますが、ややこしいのがM.2接続です。

従来のSSDやHDDはSATA接続が一般的です。しかしながらSATA接続とは本来HDDの接続方法(AHCI)に最適化された接続方法なのです。転送速度は600MB/S(SATA3)となり少し前まではSSDもこの接続方法で問題なかったのですが最近のSSDの高速化によりこの接続方法では本来のSSDの転送速度が出せなくなってきてしまいまた。

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そこで登場してきたのが所謂、NVMe(Non-Volatile Memory Express)と言われる高速転送規格です。こちらは最新SSD本来の実力が出せる接続方式で転送速度は4000MB/S(x4モード、2016年11月現在)となります。

(SATA3やx4モードは気になさらずに結構です。2016年11月現在の物は殆どがSATAはSATA3でありNVMeはx4モードです。)

まずは単純にSATA接続のSSDよりNVMe接続のSSDの方が速いとだけ覚えておいていただければ良いでしょう。

ややこしいのがM.2接続です。実はM.2は上記のSATA接続やPCI-e接続とは違ってサイズとコネクタの形状をさします。
従来まではSATA接続の機器=SATAコネクタ、PCI-e接続の機器=PCI-eスロットへつなぐので解りやすかったのですがM.2の場合、内部の接続方式は決まっておりません。実際にはM.2コネクタで内部SATA接続の物とPCI-e接続の物の二つにわかれております。
(M.2はあくまでコネクタですので規格上は内部USB接続なども可能です。)

要するに現在、M.2接続のSSDはコネクタがM.2で内部SATA接続されているものと内部PCI-e接続されている物の二種類があると覚えてください。当然PCI-e接続の物の方が高速となります。
さらにM.2にはSocket 2(KeyBとも呼ばれる)とSocket 3(KeyMとも呼ばれる)の2種類があります。(規格上はもっとありますが見かけないのでここでは省力します。)Socket 2は規格上Serial ATAとPCI Express x2接続、Socket 3では規格上Serial ATAとPCI Express x4接続をサポートします。
では、仮にM.2 Socket3コネクタ形状のSATA接続SSDは総てのM.2 Scoket3コネクタが搭載されているマザーボードでサポートされているかというとそうでもありません。コネクタの形状がM.2 Socket3でもマザーボードの内部がSATA接続されてる必要がございます。
段々難しくなってきたのでここで整理させていただきます。

・従来のSATAケーブルでつなぐSSD
コネクタはSATAコネクタで内部SATA接続 低速 
・PCIeスロットに挿すSSD
確実にNVMe接続のSSD、内部はもちろんPCI-e接続 高速
・M.2コネクタに挿すSSD
内部がSATA接続の物とPCI-e接続の2種類があり形状だけでは判断できない。NVMeと書いてあれば確実に高速タイプ。また、マザーボードに挿すことができても内部接続方式が異なる場合は使用できないのでマザーボードの仕様を確認する必要があります。(最近はSATA接続、PCI-e接続の両サポート製品も多数あり)

さらにM.2には実は基盤サイズの規定もあります。多くはtype2242, 2260, 2280と呼ばれるサイズになりますが現在殆どのマザーボードが上記3タイプはサポートしていると思われますが一応、導入前に確認することをお勧めします。(余談ですがtypeの後ろの前2桁が基盤幅をしめし後ろ二桁が長さを示します。)

なるべく簡単に書いたつもりですがやはりPCにある程度詳しい方で以外は???となってしまう内容になってしまいました。筆者の文章力の問題もありますが、現在のSSDの状況を中々わかりやすく説明するのは難しいです。

弊社では編集用PCの新規導入だけでなく導入済みPCの高速化、10Gbpsネットワークとの連携等もご相談いただけますので「なんか難しいからという理由」でためらってるお客様はお気軽にご相談ください。

編集:横山