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HDD,SSD(SATA),SSD(NVMe)それぞれのお勧め用途

2017.07.18更新

396号のメールマガジンの記事「3ストレージシステムのススメ」の続編になります。

3ストレージシステムのススメ

 

396号の最後に「「OS、アプリケーション用ストレージ」、「作業用ストレージ」、
「保存用ストレージ」の各ストレージにはそれぞれ採用するストレージの種類に
向き不向きがあります。」とさせていただいたので今回はこちらをご説明させて
頂きます。

最初に各ストレージの特徴を簡単におさらいさせて頂きます。

・NVMe SSD (PCIe接続SSDともいいます)
速度◎ 発熱× 容量単価x  

・SATA SSD(一般にSSDと言えばこちら)
速度:○ 発熱:◎ 容量単価:○

・HDD (一般的な3.5”を想定してます)
速度× 発熱○ 容量単価◎

 

まずは「OS、アプリケーション用ストレージ」に現在お勧めなのはSATA SSDです。
NVMe SSDの方が高速なのに何故にSATA SSDをお勧めするかには理由があります。

NVMe SSDにOSをインストールするにはWindows7以降が必要なのですがこの部分は
多くの方がクリアしてると思われます。しかし、Windows7をNVMe SSDにインストールする
場合はBIOS,(UEFI)の設定やらインストールディスクにNVMeドライバを組み込んだUSBメモリ
を作成する必要があるやら非常に手間がかかります。
また、そもそも出来ないマザーボードも多数あります。
もちろん、当社では対応可能ですがここで問題になるのが修理時やリカバリ時・・・。
もちろん1年間は無償で修理させていただきますが保守契約のないお客様の場合、修理が
高額になりがちです。
当社のお客様は「映像の専門家」であり「パソコンの専門家」ではないので恐らく
多くの方が自力で出来ないかと思われます。
ただし、Windows10ならこの問題から解放されますし、自力で対応できる方はNVMe SSD
を「OS、アプリケーション用ストレージ」を選択するのも悪くありません。
お勧め容量はインストールするアプリケーションの数にもよりますが200GB-500GB
が適正になります。

 

次に「作業用ストレージ」にお勧めするのが「OS、アプリケーション用ストレージ」には
現状向かない(ハードルが高い)とさせて頂いたNVMe SSDです。
OSをインストールするときと違ってこの場合は難しいことなしにその高速性能を味わうことが
できます。「プロジェクトファイル」をここに保存して作業を行うことにより編集作業が
快適に行うことができます。ただし、NVMe SSDはその高速性能故に発熱が凄いです。
ある程度発熱すると勝手に速度を落としてしまいその性能を発揮できなくなってしまいますので
熱対策は必須と考えて頂いた方がよいでしょう。(もちろん、当社製品は熱対策を施した後に
出荷されますが、大手メーカーでもこの部分に気を使ってないメーカーが多々あります。
他社製の製品でも多くの場合、対策は可能ですので問題がある場合はご相談ください。)
お勧め容量は編集する動画の時間にもよりますが4K/30PやHD画質なら未満なら200GB程度、
4K/60Pで短尺なら500GB程度、4K/60Pの長尺なら1TB辺りをお勧めいたします。

 

最後に「保存用ストレージ」
保存用ストレージには容量単価に優れたHDDがお勧めです。この部分のストレージでは速度にメリットが
出にくくHDDでも2台以上のRAID構成にすれば200MB/sや300MB/sは出すことができ4K60Pでも遅延する事はありません。
もちろん、読み書き同時処理やランダムアクセス(アプリケーションやOSの起動で重要)では
圧倒的にSSDに比べて遅いのですが「保存用=書き出し先」という用途では基本的に読み書き同時処理
は発生せずランダムアクセス性能は全く重要ではなくなります。

 

CPUやGPUを強化してもそれを体感できない多くの場合はストレージ性能がボトルネックになり
CPUやGPUの性能を生かしけれてない事が原因です。
特に「作業用ストレージ」と「保存用ストレージ」を分離してない編集機ではボトルネックはほぼ
その部分で間違いないでしょう。その場合「作業用ストレージ」の増設が非常に有効なのですが
上記のようにNVMe SSDを使用でなく通常のSSD(SATA)でも可なりの効果を発揮します。
通常のSSDなら入手も簡単ですし、増設も簡単です。是非、増設にチャレンジしてみてください。
(もちろん、当社にご依頼頂くことも可能です。)