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4Kノンリニア編集機のComstation X

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RAIDの基礎「0と1」

2017.10.31更新

映像や画像を取り扱う方はRAIDって言葉を良く耳にすると思います。

筆者もお客様と話していると、パソコンに詳しい方以外は「RAIDってよく分からんkどなに?
とりあえずRAIDしとけばいいんでしょ?」状態の方が多いです。

確かにご自宅でパソコンを使う程度では必要ないと言えば必要ない技術ですが、NASやHDD BOXで
データのバックアップや保管をされてる方は是非とも基礎知識位は持って損はございません。
長くなるので数回に分けて出来る限りわかり易く説明させて頂きます。

 

まずはRAIDをWikiでみてみると「複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台の
ハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術。ディスクアレイの代表的な実装形態で、
主に信頼性・可用性の向上を目的として用いられるものである。」
と出てきます。
何となくは解ると思いますが簡単にいうと「何台かのHDDを1台のHDDとして扱う事がRAIDですよ。
そうするとパソコンが壊れてデータなくなってしまう危険を減らせますよ!」という事です。

そしてRAIDにはいくつかの種類があります。ここでは主に使われる代表的なものだけ説明します。
なお、HDDは基本的に「同じ容量」のモデルを使用することを前提とします。
(違う容量でもRAIDは組めますがお勧めできません。できればメーカー/型番も合わせて頂く方が
好ましいです。)

RAID 0 :これは映像編集ソフトのEDIUSをお使いの方なら聞いた事あると思います。
なにせ、動作条件に「HD/4K解像度を編集する場合は、RAID 0を推奨」とはっきり書いてます。
RAID 0の事を「ストライピング」という事もあります。
しかしながらこれRAIDと名乗ってますが実は「データを失う可能性は増大します。」
じゃ、なにがメリットかというとデータの転送速度が速くなります。
映像編集の世界では転送速度は重要ですのでターンキー(映像編集機)を名乗るパソコンで
は結構使われてます。
EDIUSのメーカーであるグラスバレー社の純正ターンキーHDWSシリーズでも使われてますし、
当社のComstationでも使っているものもあります。
RAID 0の場合は2台以上のHDDから構成できます。速度は接続台数に比例して速くなりますが、
これはHDDの台数分壊れやすさも増えます。2台なら2倍、3台なら3倍データを失う可能性も上がるということです。
また、容量はHDDの台数分素直に合計すればOKです。2TBのHDDを2台 RAID0で設定したら4TB、3台なら6TBという感じです。
アクセス速度が必要だけど容量もいっぱい必要というファイルの一時保管に適してます。
(編集前素材の取り込み先や完パケの一時書き出し先等)

RAID 1 :映像編集の世界では殆ど採用される事はないと思いますがこれがRAIDの基礎となりますのでご説明いたします。
別名「ミラーリング」とも言います。
読んで字のごとくパソコンの中で常にコピーを取っている状態です。
コピーを取るのでこちらも2台以上のHDDから構成できます。というか基本的に2台構成と考えていただければ問題ありません。
*例外ありますがここでは触れません。
コピーを取り続けているのでこれなら1台のHDDが壊れても全く同じ内容のHDDが存在してそこからデータを読み出せるので
「データを失う危険性」は非常に低くなります。
速度の方はHDD1台を単純に比べた場合とさして差がないはずです。正確には読み込みは少し速い場合が多く、書き込みは
少し遅いという感じです。(古いパソコンだと結構おそくなりますが、現在使われてるパソコンならそんなことはないはずです。)
安全性にも優れてて速度も遅いというほどでもないRAID 1がなぜ現在はあまり使われてないかというとHDDが基本的に2台
という事と容量効率が悪いの一言につきます。
先に書いたように2台のHDDに全く同じ内容を書いていくわけですから2TBのHDDを2本つないでも2TBしか容量としてつかえません。

容量と速度が重用となる映像編集の世界では採用されませんが、事務用のパソコンなんかでは非常に有用なバックアップ
手段の1つです。エクセルファイルだけで2TBとか3TBとか使い切る方は殆どいらっしゃらないでしょうし、重要書類をつくって
るような方にはお勧めできる構成ですね。

長くなりますので今回はここまでにして次回は映像編集の世界ではより実戦投入されているRAID5、RAID6をご説明いたします。