NASをDAS的に使う訳と方法 1

先日,NASをDAS的に使いたいというお客様から問い合わせを頂きました。
普通に考えればRAID機能(冗長化)付DASを買えば良いと思われるのでしょう。
しかし、「DASだと大容量対応や容量拡張が難しい、さらに不特定多数の人が
接続するのでウィルスが心配」とのことでした。

まず、NASのおさらいですがNAS=ネットワークアタッチドストレージなので
読んで字のごとく「LAN上に存在するHDD」というイメージです。
対してDASはダイレクトアタッチドストレージで直接パソコンに接続する
ストレージでもっともイメージしやすいのは外付けHDDでしょうか?

確かにDASを多人数で共有して使う場合はウィルスは心配になります。
たしかウィルスの感染で一番多かったのは実はインターネットでなくてUSBメモリ
を共有して使ったことによると読んだことがあります。USBメモリもDASの一種
ですしUSB接続HDDでも当然同じ事がおこりウィルスに感染した人がDASに接続
した場合は以降に接続した人が常に感染のリスクにさらされることになってしまいます。
QNAPの場合はウィルスソフトをアンチウイルス機能(ウィルス対策ソフト)にて
監視しながら運用できるので安全性が大幅に向上するのは確かです。
また、DASの場合は通常5台程度までしかHDDを収納することができなく後で同じ
ボリュームにHDDを追加する事ができないのは映像等の大容量データを扱う方に
とっては結構厄介な問題です。この辺りはNASの得意分野なのでQNAPに限らず
殆どのNASで対応できます。

また、NASにはUSBポートもついている機種が多いですし、何となくイメージ的には
USBケーブルで接続すれば外付けHDDとしてみれると思われてる方もいらっしゃる
かもしれないですが基本的にこれはできません。
NASは殆どパソコンなのですがパソコン同士をUSBでつないでもお互いファイルを
やりとりできないのと同じです。
(例外的にWindows同士なら特殊なUSBケーブルで可能ではあります。)

しかしながらQNAP等の多機能NASを使えば下記のような手順を踏むことで
NASをDAS的に使用することが可能となります。

1)接続する予定のある総てのパソコンのIPアドレスをDHCPに設定してください。
2)QNAP側でDHCPサーバーを設定します。なお、DHCPサーバーを設定するLANポート
は必ず固定IPを設定になります。
3)各パソコンにQfinderをインストールしてQNAPをネットワークドライブに割り当てる

上記の設定をしておけばNASからLANケーブルをはやしておいてそのLANケーブルを
各PCに差し込んだりはずしたりすることによりDASとほぼ同じ感覚でNASを使って
いただけると思われます。(NAS未接続時にはドライブにX((バツ))がついて表示されるはずですが
LANケーブルをつないで10秒もたてば接続できるようになります)

1)に関してはDHCPの設定とWEBで検索していただけましたらすぐに設定方法がわかると
思われますし、また多くのお客様はそもそもDHCPかと思われますのでここの具体的な
設定は省略させていただきます。
2)に関しては全く知識がない方が行うのはちょっと敷居が高いことになりますので
次回具体的にご説明させていただきます。