各種10GbE接続方法

最近、特に10GbE接続機器が導入しやすくなりました。
10GbEネットワークを導入するにあたり最初に決めなくては
ならないのがSFP+とRJ45のどちらのコネクタを使ったケーブルで
導入するかになります。
このコネクタが違えば導入できるNASやPCの増設カードの種類や
10GbEスイッチの種類が変わってしまうので機材を選定できません。

特にどちらが優れているという訳ではなく一長一短ですのでお客
様の導入状況に合わせて御導入していただければ良いと思われます。
それではそれぞれの比較をしてみましょう。

とりあえず大ざっばに分けると下記の5種類になります。

1)SFP+トランシーバー+光ケーブル(SMF)最大距離:10Km 価格:最も高い 
2)SFP+トランシーバー+光ケーブル(MMF)最大距離:300m 価格:高い
3)SFP+カッパーケーブル(銅線)最大距離:10m 価格:安い
4)RJ45 Cat.6aケーブル 最大距離100m:安い 
5)RJ45 Cat.6ケーブル 最大距離:55m 価格:最も安い

1)のSFP+トランシーバー+光ケーブル(SMF)というのは一般的には使われることがないでしょう。最大接続距離が10kmととても長いのですが価格も非常に高額になります。

オススメ用途:超長距離接続(大企業)

2)のSFP+トランシーバー+光ケーブル(MMF)というのは当社でも機材をよく取扱いしております。個人の方で使われる方はほぼいらっしゃらないですが100m以内でもRJ45のLANケーブルを使用するより
実測での転送速度が速く通信品質が高いと言われております。

オススメ用途:サーバーとスイッチ間や端末間のフロアが違う場合(企業)

3)のFP+カッパーケーブル(銅線)というのも企業ではよく使われる方式です。
最大で10mまでなのとケーブルがRJ45のLANケーブルより太いので一見すると不便そうですが
同じサーバーラック内にサーバーとスイッチを設置するような短距離接続の場合はほぼこれ
になります。
RJ45ケーブルと違って間違って抜いてしまう事故がすくないのとケーブル
自体が一般のLANケーブルより丈夫なのも魅力です。

オススメ用途:サーバーとスイッチ間が同じラック内の場合(企業)

4)のRJ45 Cat.6aケーブルでの接続は非常にお手軽なので今後、特に個人や小規模オフィス
ではこちらが普及していくものと思われます。
普通のLAN接続と全く同じと思っていただいて問題ないです。

オススメ用途:個人宅、ワンフロアオフィス

5)のRJ45 Cat.6ケーブルというのも上記の4)とほぼ同じですが最大接続距離が55mとなります。
個人ユースでは十分な距離ですがCat6aとCat6ケーブルの値段差がほぼない現状であえて選ぶほどの事はないかと思われます。

オススメ用途:個人宅、ワンフロアオフィスですでにCat.6ケーブルが敷設済み

なお、恐らく現在もっとも普及しているであろうLANケーブルCat.5eですが
こちらは残念な事に10GbEをサポートしておりません。

また、もっとも注意すべきはCat.7ケーブル。Cat.7ケーブルというものを一般の電気屋で販売して
ますがこれは実は正確に言うとCat.7ケーブルではないと思っていただいて間違いないです。本来RJ45という一般的なLANケーブルで使われるRJ45コネクタはCat7では使用できないはずなので・・・。
また、Cat.7はちゃんとアースを取ってある機材に接続しないと通信品質が悪くなります。
個人使用では各機材にアースをとることなどほぼないと考えられますので、超短距離接続でも避けた方が無難でしょう。

さらに現在つかってのがCat6eというケーブルの方もいらっしゃると思われます。
これは10GbEの使用に特に問題ありません。ほとんどCat6aと同じ物と思っていただいて不都合がありません。

さて、話を戻して先に接続方法を決めろとは言っても使いたいサーバーがSFP+の口しかなくかと言って
気楽に普通のLANケーブルで各端末を接続したいという方も多いと思います。
そんな時にお勧めできるのが下記のQNAPから新発売されたスイッチングハブです。

https://www.qnap.com/ja-jp/product/qsw-1208-8c

こちらのハブはSFP+専用ポートを4ポート、SFP+/RJ45のコンボポートを8ポート持っているので非常に
使い勝手が良いです。要するにSFP+なら12台まで、RJ45なら8台まで何も考えずに接続できます。(但し最大接続台数は12台)
価格も10万円程度で一昔前の10GbE対応スイッチより圧倒的にお求めやすいのも魅力です。

ここ1年で10GbEの接続機器が一気にお求めやすくなってきました。
RJ45の10GbE対応LANカードも数年前は5万円程度したものがここ半年で2万円切る物が出てきております
ので個人でも導入しやすくなってきておりますのでこれを機会に導入を検討する価値は十分にあると思われます。