BCP/DR対策はできているか(事業継続及び災害復旧対策)

企業活動において最も大切な事の一つがBCP/DR対策(事業継続及び災害復旧)です。身近なところではウィルス感染やランサムウェア対策から大規模な地震や津波等の自然災害の被害が起きた場合に如何に事業をスムースに継続/復旧させることができるかという対策になり、中小企業から大企業まであらゆる規模の事業で対策レベルは違えども必要な対策です。

BCP/DR対策でもっとも重要なのは言うまでもなくシステムやデータのバックアップとなります。中小企業でも多くはUBS接続HDD等に重要なデータのバックアップを取られてるかとは思われますが実際に被害にあった場合にそれだけではBCP/DR対策として極めて不十分なのが実情です。

例えば・・・データはあるがそれを読み出すPC自体がウィルスやランサムウェアに感染しており読み出す為のソフトが起動できない場合はどうでしょう。また、手動で行ってる場合など結局毎日行わずデータが古すぎて最新データの欠損などが日常茶飯事なのが実情です。通常ですとHDDをフォーマットしてOSを再インストールしなおして対応ソフトをインストールさらにはネット環境の再設定等が必要なになり決してスムースな事業継続という訳にはいかず規模によもよりますが数日から一か月程度は従来の業務に集中できないでしょう。

また、地震や津波等の大規模災害の場合は「物理的に離れた場所にバックアップをとる」という更なる対策が必須です。地震や津波の場合にはいくら社内に爆アップサーバーを立ててもそれが物理的に破壊されてしまってはバックアップの意味をなしません。

そこでBCP/DR対策において最低限必要となるのがクラウドサーバーによるバックアップとなります。データの保全性、情報漏洩という観点からみた場合は圧倒的にNASや外付けHDDを利用したオンプレミス環境より安全度は高くなり、復旧の可能性もあがります。また、この場合はデータをバックアップするという一般的なクラウドだけでは不十分でありOSを含めたシステム全体をバックアップすることがよりスムースな復旧に効果的です。

BCP/DR対策においての最低限のバックアップがクラウドによる”システム全体のバックアップ”なら追加であると良いのがNASによるオンプレミス環境のバックアップ。一見するとデータの保存性、情報漏洩対策にすぐれたクラウドバックアップだけで良さそうですがNASによるバックアップを同時運用することにより結果的に運用コストを下げたりより小回りの利くバックアップを設定することが可能です。特に各社員が各PCを個別にバックアップをとる必要がある場合は基幹システムと重要データはクラウドにバックアップ。各PCのデータに関してはオンプレミスのNASによるバックアップをする等の運用によりネットワーク負荷を下げるだけだなくクラウドの運用料金を抑制することが可能となります。