高速ネットワークで4K編集にも対応した映像編集NASシステム

 

渡り編集用ストレージ・バックアップストレージの1台2役

従来の映像用サーバーにはSAN(Storage Area Network)では通常に接続するとバックアップストレージとしての機能は果たす事ができても渡り編集(日によって編集者が空いている編集機を使い、編集者が決まった編集機を占有していない状況)への対応はできませんでした。これはSANでは各編集機に対してサーバー内の特定のエリアを占有で割り当てるからです。(専用ソフトウェアを導入することで可能にはなります。)もちろん、この方式にも良いところはあります。ブロックベースのアクセスになるのでファイルベースアクセスのNASに比べネットワーク負荷が軽く結果として転送速度が速くデータベースシステム、バックアップ / アーカイブなどの構造化データの管理に適しています。しかしながら編集用の共有ストレージとしての運用となるとファイルを共有できないのでは共有ストレージとしての魅力が半減してしまいます。QNAPはファイルベースのアクセスになりますのでもちろんファイル共有は可能です。また、NASでありながらSANと同じくブロックベースのアクセスも可能です。(「ファイルベースのアクセスエリア=共有スペース」として運用)と「ブロックベースのアクセスエリア=各編集機個別エリアとして運用」を同居させることも可能)
さらに10GbE高速ネットワークに対応する事で転送速度の問題もクリアしNASに保存した4K素材を10GbEネットワーク上の各編集機からの直接編集に対応、渡り編集にも対応し編集者の待機時間を大幅に削減いたします。(従来のLAN環境(1GbE)でもHD画質であれば直接編集に対応可能)

10GbE接続時の実測テスト
*テスト環境 編集機:Comstation XG + NAS:TS-1273U-RP(HDD12台搭載)

 

低コストで導入可能

10GbE対応NASは、大容量で高性能でありながら、従来のサーバーに比べ大幅に安価に導入できるのがメリットです。映像用サーバーにはSAN(Storage Area Network)での接続が一般的でした。この場合、専用の光回線ネットワークを組む必要があり導入、運用時に高度なスキル・知識が必要なので専任の担当者を置くのが一般的で、さらに各種機材の価格も非常に高価格なため導入コストが数百万~数千万単位+専任エンジニア費用となり中小企業では導入をあきらめざる得ないが殆どでした。しかしながら近年ではNASの高性能化によりSANのシステムに限りなく近い環境を低コストで構築可能です。多くの場合、敷設済のLAN回線をそのまま使う事も可能です。(10GbE接続にはCAT6A以上のケーブルが必要。)さらに各種機材の価格もSAN用機材に比べ圧倒的に安価であり運用にも専任のエンジニアが不要なため十万~数百万と圧倒的低コストで導入可能です。

安心の購入前相談&導入サポート

SANに比べ導入が比較的簡単なのは確かですが、やはりそれなりの知識や技術が導入には必要です。弊社では長年つちかってきた経験に基づきお客様に最適なソリューションの提案をさせて頂くと共に可能な限り弊社内でIP、RAID、ストレージプール、スナップショット等各種設定後に発送させて頂きますので多くの場合、お客様は機材を接続して電源を入れるのみでご使用いただけます。さらにどのような設定が必要か不明なお客様も多いと思われます。その場合、弊社にご相談いただけましたら弊社にて最適機種および最適設定をご提案いたします。

 

ワンストップサービスでの提供

弊社では設定済みでの発送を基本としているので多くのお客様では電源とLANケーブルを接続すればご使用いただく事が可能ですが、「既にお手持ちのノンリニア編集機に10GbEカードを追加してネットワークを組みたい」「LAN敷設工事を新たに行いたい」等のご要望にも対応可能です。これにより各種業者との煩わしい日程調整を行う必要はございません。さらに電気工事士の有資格者が在籍しているので迅速に対応させて頂く事が可能です。

 

導入事例

従来の動画や素材共有システムは非常に高価でサーバーだけで数百万円、接続できる機器も縛りが多くネットワークシステムや編集機まで合わせると数千万円単位が普通でした。しかしながらこの価格ではなかなか手が出ないお客様が殆どかと思われます。そこで当社ではお客様の既存環境を出来るだけ活用し無駄な機能や必要な回線速度を割り出すことにより数十万円~という低価格で動画素材共有システムをご提案させて頂き好評を得ております。ネットワーク工事も可能ですので是非、お気軽にご相談いただけると幸いです。

中部地方 大手ケーブルTV局様の場合

従来は1千万円以上のFC-SANによる共有システムを導入していらっしゃったお客様が機材の入れ替えにより弊社システムをご導入していただけました。弊社では比較的高額な構成で数百万は致しますが従来システムの数分の1で導入ができました。


ここがポイント!

  • 40GbE対応にカスタムしたNAS及び40GbE対応スイッチを導入し、上流ほど回線を太くすることにより合計9台(4K編集機1台、HD編集機8台)が同時にアクセスしてもストレスなく編集可能。
  • 既存の編集機(グラスバレー株式会社製 REXCEED)が十分にHD編集機としてはご使用いただける状態だったが10GbEに非対応。これに対応するためにSFP+/RJ45両対応の10GbEスイッチを導入し接続。既存編集機も1GbE接続(所謂、普通のLAN接続)ながら共有サーバー(NAS)にアクセス可能となりました。HD編集であれば1GbE接続でも過不足なく行う事が可能です。
  • 新規導入編集機(弊社製 Comstation XG)は10GbE光ケーブルで接続することにより4K編集システムも新たに導入。

 

東海地方 中堅ケーブルTV局様の場合

こちらのお客様はすでに小型ながら2ベイのNASを1GbEスイッチに接続したシステムを導入なされておりました。4K編集は今の所扱う予定がないとの事で速度的には1GbE接続(一般的なLAN)で問題ないとのことでしたが改善前のシステムではいくらなんでも遅すぎるとのことでご相談をうけました。まず改善前の状況は下記になります。

 

上記の状況でスピードがでないボトルネックは2つあります。まずはNAS自体の速度です。NASはRAIDの構成にもよりますが基本的に構成するHDD(ベイ)の数によって決まります。大まかな計算ですが1台のHDDで100MB/Sの速度と考えて宜しいかと思われます。対してNAS-スイッチ間のネットワークの速度は1GbE=125MB/Sとなります。2ベイのNASで冗長性を考慮してRAID1(ミラーリング)を採用されていらしたので概ね恐らく実測は100MB/S以下だったと思われます。しかしネットワーク速度1GbE=125MB/Sとしてもこちらも計算値で実測は100MB/S前後と考えるとここよりもさらに大きい問題があります。それはスイッチの下流に編集機が1GbE接続で4台あるのに対してスイッチ-NAS間は1GbE接続の1本の1GbE接続ということです。これでは総ての編集機がNASにアクセスした時には大よそ1/4となり回線上での最高速度で125/4=31.25MBしか速度がでないので編集作業は非常に非効率になります。(そもそもNASの速度が100MB/Sとすると100/4=25MBとなってしまいます。)

そこで弊社では下記のようなシステムをご提案し問題を改善させて頂きました。

ここがポイント!

  • お客様既存のNASは一般のコンシューマー用NASだったのでポートトランキングは設定できなかったのですが、御導入頂いたQNAPではポートトランキングを設定しネットワークを束ねて使う事ができます。その機能を利用することによりスイッチ-NAS間のケーブル接続本数を編集機の台数と合わせることにより各編集機がNASに1GbE接続できるようにしました。
  • 編集機4台であれば新規導入頂いた12ベイのNASに直接接続するこも可能でしたが編集機-スイッチ間が80m、さらに新規導入の12ベイNASは設置場所の都合によりスイッチから10mほど離れておりました。こうなりますと階をまたぐのもあり新たに配線を引き直すのは中々の大工事となり工事費用もそれなりにしてしまいます。そこで今回は出来るだけ配線工事をしないという方向でスイッチ-編集機間はそのままの配線を利用してスイッチから12ベイNASをつなぐという方法で最低限の配線工事にすませコストを低減しております。
  • お客様既存の2ベイNASのデータは新規導入の12ベイNASにデータを取り込んだ後、不要とのことでしたので12ベイNASのバックアップを取るストレージとして無駄なく利用いたしました。(QNAPのバックアップマネージャーにて設定できます。)
  • 総てを1GbEで接続する構成では今後4K編集に対応する場合や編集機が増えた場合への対応が難しいです。そこで近い内に10GbEスイッチを導入して頂くことをご検討いただいております。

 

東京 大手ゲーム制作会社様の場合

こちらは従来サーバーからの差し替えではなく完全な新規導入です。担当者様のお話を聞くと最大48台の編集機が動画を共有する必要があり、数千万のシステムのお見積もりを各システム会社様からお受け取りした物の高額すぎて会社の許可が下りなくてこまってると弊社に相談にいらっしゃいました。確かに48台の編集機が全て同時に動画や素材の共有が必要な場合は可なりの機材が必要となり数千万というのもうなずける金額です。しかしながらお話を細かくお聞きしてみると「4人1チームが将来的に最大で12チームになる予定」との事でチーム単位で共有できれば全く問題ないとの事でした。さらに最初からこちらのプロジェクトに参加されるのは8人=8台=2チームとの事。こうなればわざわざ大がかりなシステムを導入する必要はございません。4台が接続できるNASを必要セットご導入いただければ費用も大幅に安くさらにチーム数が増えるに応じて導入することができ初期費用も数十分の一に抑える事ができました。

ここがポイント!

  • 最大48人が共有となりますとどうしても大がかりなシステムになってしまいます。一つの単位が何人(何台)というのをお話しして頂くことが非常に重要です。
  • 1チーム4人というのは大変にコストパフォーマンスが良い人数になります。モデルによりますがいくつかのNASは4台までであればスイッチなしで10GbEで直接接続して頂く事ができます。
  • チーム単位のデスクに分かれていたのでNASは4つのデスクの中央に設置、1mのケーブルで接続しネットワーク工事費も不要となりました。NASの設置場所も重要になります。
  • なお、各チーム間のNASは1GbE接続(通常のLAN)で大型のNASにバックアップを取るように今後進めていく予定です。(現在は簡易的にUSB HDDをNASに接続して夜間に自動バックアップ設定となっております。)

 

その他、構成例

2拠点間の双方向同期

特定の場所にあるQNAP NASを遠隔地にある別のQNAP NASにバックアップや双方向同期ができます。
この機能を利用することにより離れた場所にある2台のQNAP NAS間で共有フォルダを同期させ、2台に同じデータを保持させることが可能となります。 2方向同期は拠点間で同じデータを保持することにより2拠点間での距離の壁を取り外します。


 

 

クラウドバックアップ

Microsoft Azure、Microsoft OneDrive、Amazon Glacier、Amazon S3、Google Cloud Storage、Dropbox* など、さまざまなクラウドストレージサービスにデータをバックアップできます。(Dropboxは x86 CPU搭載モデルにのみ対応)


USB接続の外部ドライブにバックアップ

USBポート接続でHDD等の外部ドライブを接続すれば、簡単に設定した上でQNAPの共有フォルダーを外部のドライブにコピーできます。
外部ドライブにバックアップしておけば万が一の場合でもNASデータのが復旧可能です。(こちらの機能はUSBワンタッチコピー機能がついてない機種でも可能です。)


 

その他機能

Windows環境をバックアップ

Windows PCからディスクドライブ全体、文書、写真、音楽、動画、フォント、電子メールなどのファイルを簡単にバックアップできます。操作は非常にシンプルで複数のPCからリアルタイム同期、定期バックアップ、自動バックアップを設定可能です。

Thunderbolt3にも対応

いくつかの機種ではThunderbolt3にネイティブで対応いたします。これによりThunderboltを備えたMacを簡単に同時に接続することが可能です。もちろん、WindowsはLAN接続、MACはThunderbolt3接続での同時使用もサポートいたします。


Macの為にApple Time Machineのサポート

Mac OS Xユーザーは簡単にデスクトップデータをバックアップできます。Macデータのバックアップ専用とする容量をTurbo NASに設定することもできまので外付けHDDを利用してデータのバックアップしていたのと同じイメージです。

 

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