動画編集作業を効率化する共有編集(渡り編集)
「粗編集」→「仮編集」→「本編集」という流れ作業を複数人で行う場合、1台の外付けUSB_HD(SSD)に常に総ての素材およびプロジェクトファイルを保存して受け渡すという作業が必要になります。。しかしながらこの方法ですと編集時にPCに接続されたUSB_HDD上で作業するか一度すべてのデータをPCに読み込む必要があり取り込み時間や管理に非常に手間がかかります。また、公表前映像や秘密保持義務がある映像ですとコンプライアンス上大きな問題になりえます。
NASを導入することにりこれらの煩雑さや非効率性、コンプライアンス問題を一気に解消いたします。
導入事例
愛知県内ケーブルTV局様
40GbE対応NASに40GbE対応スイッチングハブを設置して4K対応編集機2台、HD編集機を7台という超高速ネットワークシステムを構築
ポイント
- 12ベイNASをRAID6構成することによりNASのデータ転送速度*と必要容量を両立
- NAS-スイッチ間は40GbE接続、スイッチ-4K編集機間は10GbE接続、HD用編集機は追加のスイッチを挟んで1GbE接続するという”上流のネットワーク速度をあげる”
**という基本に沿った構成により複数台のPCから同時にNASに接続をしても十分な帯域を確保 - 40GbEスイッチを導入したことにより今後、容量を増やすために別のNASを追加してもネットワークパフォーマンスが低下することを防ぐ事ができる拡張性を確保
- *NASの速度は基本的に搭載するHDDやSSDの台数が多いほど早くなります。近年HDDの大容量化が進んでおりますが上記のように40TBを20TBx2台のHDD(RAID 0 冗長性なし)で構成した物より4TBx12台(RAID6 冗長性あり)の方が高速に動作いたします。HDDの変りにSSDを搭載することにより小台数で速度を上げる事は可能ですが容量単価は大幅に高くなってしまいます。
- **LAN内で複数のコンピュータが同時に大量のデータを送受信する場合、ネットワーク上流にある高速なスイッチやルーターが、それらのデータを効率的に処理し、ボトルネックを防ぐことができます。これにより、データ転送速度が向上し、ネットワークのパフォーマンスが向上します。
山形県ケーブルTV局様
ポイント
- 10GbEの2重接続(ポートトランキング)により40GbEスイッチをもちいずに4K編集機3台とHD編集機4台で十分な接続を確保
都内ソーシャルメディア製作会社様
ポイント
スイッチを挟まずに編集機とNASを直結することにより導入コストを削減しております。
NASとPC自体の設置位置が近い場合はシンプルなこのような構成がもっともコストパフォーマンスがよくなります。NASの機種にもよりますが10GbEを4口までならこのような構成が一般的にもっともコストパフォーマンスが高くなります。